今後の台湾の予想1
来月の総統選に向け、今後自分なりに期待している事、思っている事など何回かに分けて
分析してみようと思う。
台湾の国会(立法院選挙)で、国民党が定数の3分の2を超える81議席を獲得し、与党である
民進党は歴史的な敗北を喫した分けである。総統選では、かなり苦しい立場に置かれることに
なった。
どちらかと言えば大陸に近い立場で(外省人が多い)国民党が二つの選挙で勝利を収めた場合、
大陸としては、統一と言う言葉をまた声を大にし始め、攻撃してくることは混迷を招く種に
なるかもしれない。馬氏は、3つのNOを声高に叫んでいるが、どのようにその要求を跳ね返す
かも見ものの一つだと思う。しかしながら、当然大陸のはさらに強行に政権を揺さぶって来ると
思う。
しかし、大衆の間の中で統一を受け入れたいと思っている人民はほんのわずかで(外省人のみ)
ここは台湾であるので、内省人である台湾国民の国民党に対する内政面、経済面で大衆の支持
基盤をしっかり固めていないと、大衆世論はまた一気に民進党に傾く可能性もある。
しかし、そもそも統一とか言っているが、共産主義と民主主義は相容れないのである。
そっとしておいて欲しい限りだ。
大陸がどこまで自制し、また、日本、アメリカを含め第3国との経済、文化的な取り組みを
長期的に考えることができるかが、台湾の安定を左右する要素の一因だと思う。 続く