台湾の蝦釣り知っています?
本日は夜の12時位より故宮博物館の山の上手にある蝦釣り場で蝦釣り大会が行われます。
日本ではお目にかかったことが無いと思いますが、台湾ではそこそこポピュラーな娯楽として
皆から愛されています。
大体ですが、10~20メートル四方のコンクリートで出来ている池の中に蝦を放し、それを
釣り上げると言う日本の釣堀と同じ単純な遊びです。蝦の種類は泰蝦で大きい物ですと25CM
位のも上がることがあります。大体の平均は15CM位と言った所でしょうか。
水は濁っていて中はどうなっているか分かりません。空気の出るぶくぶく(正式名はエアー
ポンプ?)が点在しており、水の表面は微妙に揺れており、浮の動きを熟知していないと
なかなか吊り上げるのは難しい所が有ります。
蝦は始めにはさみで餌をつまみます。その時に浮が浮いたり沈んだりし始めます。その後すうーと
沈み始め、微妙に浮が止まっているときに餌を食べているようです。ここで吊り上げればかなりの
手応えを感じつつ、ピシピシと蝦が水からシューと上がってきます。
蝦も手ごわく、そのタイミングを逃すとあっという間に餌を取って逃げて行きます。
餌は、豚か鳥か分かりませんがその生の肝臓を小さく切って針に付けるか、アミ蝦の小さい物を
針に付けるかと言った所です。
この釣り、結構奥が深く、私など台湾に住み始めた頃中毒になり、仕事が終わるたびに1年間
くらいしょっちゅう繰り出していました。営業形態は24時間営業。
以前、私の父親が来た時に連れって行ったのですが、最初はくだらないなどと言ってやりません
でしたが、見ているうちに、ちょっとやらせてみろと言う事になり、1匹吊り上げてからは
竿を借り足したほどで、それほどまでに面白いと言うことでしょう。
もし、台湾に旅行に来てオプションで蝦釣りが有ったら、観光コースに入れてもいいと思います。