suzukiconsultant’s blog

台湾ビジネス 台湾人材 台湾企業経営

原発情報のしっかりとした開示、及び今後の指針を示さないと噂は収まらない

放水作業により何らかの改善を見ている3号機。4号機にも放水するとの事。

いったいどうなっているのか詳細が分からない原発の状況。

政府側としては、本当の事をすべて言ってしまうとパニックになる恐れがあるので
色々情報を隠している事は自ずと感じられる。

国民としては、この状況が今後どうなり、どうすればいいかという事はまだ知らされていない。政府として、危険な状態だからこそしっかりとした指針、情報を与えるべきだ。
 
国際原子力事象評価尺度では0~7の8段階の評価の内、フランスではレベル6、
アメリカでは6~7との情報が発表されている。7という数字はチェルノブイリと同じ危険度だ。
日本の発表では5である。
今何がほんとだか全く分からない。
 
尖閣諸島問題でもそうだが、常に情報隠匿、情報埋蔵している民主党はどうにかしてるのでは
ないだろうか。危機管理がどういう事か分かっていないのだろう。

今後政治家、官僚になったら、業務と並行して最低5年間の民間企業での研修を義務付けて、仕事とは、お金を稼ぐとは、現場で汗水流して働いて得られる幸せ感、苦労、喜び、苦悩、絶望等々を味わって、人間としての心を感じてもらいたいものだ。
こんな意見まで言わせないようなしっかりとした働きをしてもらいたい。

高学歴で、社会経験もなく、先生と呼ばれる世界で、権力、金を握ってしまった人たちには
こんな事を言ってものれんに腕押しだと思うが。
 
とにかく現場で一生懸命作業に当たっている方々、被災されて一生懸命頑張っている方々、
それを一生懸命支えようとしている皆様には心から頭が下がる。
本当に頑張ってください。
 
東電の幹部たちの顔を見ていると、妖怪にしか見えなくなってきた。
 
以下、産経新聞からの情報です。
 
福島第1原発 「4号機プール」見解相違 米「壁に穴」、日本「水位ある」
産経新聞 3月20日(日)7時56分配信
 福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料貯蔵プール(約1400立方メートル)をめぐり、日米で見解の違いが鮮明化している。日本側は19日、自衛隊による放水準備を進めたのに対し、米専門家らはプールに亀裂が入り冷却水が漏れ、「打つ手のない」(米物理学者)状況に追い込まれる可能性を指摘している。
 4号機では15日早朝に爆発音が確認された。5階にあるプール付近で爆発が起きたとみられ、建屋が大きく破損した。計測機器が電源喪失で使えないうえ、建屋内は放射線量が高く、東京電力はプールの水位や温度を確認できない状況となっている。このことが日米間の食い違いを生む要因となっている。
 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は18日、米原子力規制委員会の複数の専門家の見解として、プールの壁に亀裂か穴が開いていると報じた。地震が起きた後の事態の推移のほか、事故発生時に同原発にいた米国人から得た情報をもとに判断したという。
 原子力企業幹部も同日、米紙ニューヨーク・タイムズにプールが壊れており、水の補充が極めて困難になっていると語った。
 4号機の危険性を最初に指摘したのは規制委のヤズコ委員長。16日の下院エネルギー委員会で「水はもう完全になくなり乾いている」と証言した。日本側は否定したが、同氏はすぐに「情報は信じるに値する」と反論した。
 これに対し、北沢俊美防衛相は19日の記者会見で「米側の見解は聞いている」としながらも、4号機の表面温度が100度以下であるとして、残っている水により冷却の効果があらわれているとの認識を示した。
 経済産業省原子力安全・保安院の担当者も19日、産経新聞に対し、プールの水位について「16日に目視した時点よりも下がっていると考えられるが、水がなくなっているという情報はない」と強調した。
 16日に陸上自衛隊のヘリが原発上空で計測した放射線量は250ミリシーベルトと高い数値だったが、専門家は「燃料棒が露出していればもっと高い数値になるはずだ」と指摘する。
 東電と保安院も4号機より、プールの水が蒸発して白煙が上がり続けていた3号機の方が緊急性が高いとして、3号機への放水を優先した。
 北沢氏は「(3号機で)一定の効果をあげたら4号機に移る」と語った。