suzukiconsultant’s blog

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台湾総統選と我々下々の見方

台湾の3月22日に投開票される次期総統選は、明日正式スタートし、与党・民主進歩党(民進党)

の謝長廷と、8年ぶりの政権奪還を目指す最大野党・中国国民党の馬英九の一騎打ち。1月の立法院

(国会)選挙の圧勝で勢いに乗る馬氏に対し、謝氏がどう追い上げていくかが焦点だが、ただ、選挙

戦の争点は中台関係と経済問題が軸で、対中関係で穏健路線を掲げる謝氏と馬氏に総論では大きな差

異はない。(産経新聞要約)

民進党が政権を担ってもうすぐ8年余りが経過するが、我々中小企業の経営者からすると、毎年の景

気の下さがり感は、じわじわと感じられるのである。実際数字上はそうではないようだが。この8年

で、労働法、年金等々、就業者にとっての法整備はかなり進み、云わばかなり日本の制度に近づいて

いることは確かです。しかしながら、大企業と中小企業の格差は開く一方で、中間層が薄くなってし

まっている砂時計型の産業構造に変わってしまったのではないかと錯覚する感じです。所得層も格差

がはっきりと出ており、金持ちは金持ち、無い物は無いと2極に分断されてしまっています。

そんな中で景気が良かったと感じさせていた8年前迄のその時の気持ちを庶民が思い起こすことは、

大げさなことではないでしょう。おそらく今回の選挙、国民党の勝利かもしれません。

台湾は、国の中ばかりでなく、同じ比重で外もよく見なければならない国です。よって、外交術、対

外的に力を持っている国民党に期待の念を抱くのは当然かもしれません。

台湾に住んでいる1外国住民として、この国の発展を期待しています。どちらが勝つにせよ、明るい

未来を予想させる国作りを期待しています。