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台湾でのビザ延長の注意点

現状台湾も特に景気がいいわけではありません。

しかしながら、日系企業、特に大手以外の進出がここ数年で目立ってきています。

飲食、健康食品、化粧品など、今まで日本国内で販路を持っていた先が、海外進出の先駆けとして台湾を選ぶケースが増えています。

弊社も、別会社でアパタイト二酸化チタン光触媒、携帯水素発生ボトル(MY神透水ポケットボトル)、サラブレッドプラセンタ―入りマイクロクラスター健康食品、サラブレッドプラセンタ―入り化粧品の輸入販売を開始します。現在コンサル業の大きな仕事が佳境を迎えているので、時間的に余裕がないのが正直なところですが、10月には大々的にスタートが切れそうです。

台湾のメリットは、日本製の商品に関しては、信用と安全性の部分で売りやすいことが挙げられます。
現在円高の影響で、台湾ドル1元=日本円3円と価格競争面では苦戦を強いられそうですが、統一企業が展開するセブンイレブンなどでは、お菓子を始め日本商品が売り場を所なしと占めています。
価格は、日本の倍近く。それでもメイン棚に商品を置いているので販売は見込めるのでしょう。

また、サービス業などの進出も目につきます。スポーツ関連、コンサル、仲介業、などが目立ちます。

台湾進出にあたって起業をした後に売り上げの問題が付きまといます。

台湾の法律では、新規起業、出店の場合、年間売り上げ300万元の壁が存在します。
1.設立滿1年以上,最近1年或前3年平均之營業額達新臺幣300萬元以上。

2.設立滿1年以上,最近1年或前3年平均進出口實績總額達美金50萬元以上或代理佣金達美金20萬元以上。

3.經中央目的事業主管機關許可設立1年以上之外國公司代表人辦事處且有工作實績者。

4.設立未滿1年之公司,其實收資本額或國內營運資金應達新臺幣50萬元以上。

全て漢字なので大まかな事は把握できるかと思います。

会社設立の際、当然ビザの問題が出てきますが、初回はほとんどが1年のビザを渡されます。
ビザ延長の際に上記の法律がそびえたっています。

要は、売上を上げてください。台湾に貢献して税金を納めていますか?と言う事です。

台湾は、外資導入の為の門戸は広く開いていますが、継続して行く事は実は難しい部分が有ります。
国土面積も九州と同じくらい、人口2300万人の小国ですので、台湾国内のみを見据えるのではなくその先まで筋道を描く事が重要です。
半導体、電気関係ですとここは世界でも重要な拠点ですので筋道は立ちやすいですが、台湾国向けのみのサービス業ですとなかなかすぐに売り上げを伸ばすことは難しい部分が有ります。

この点のマーケティングを良く行ってください。

進出時に不安な点が御座いましたらご相談ください。   
                            Bz* 代表 鈴木