語学と人材市場
台湾は皆さんご存知の通りハイテク関連企業が国家の中枢を担うようになって来ました。
電子、電気、パソコン、パソコン周辺関係の業務を行われているお客様が多く、過半数を占めており、
求められる人材もそれに絡んだ技術を持っている方達です。
弊社は基本的に台湾にある日系企業に台湾人、日本人人材を紹介しています。
技術に関係した能力を持っており、しかも日本語の話せる人材リクエストがほとんどですので、
なかなかこう言った人材は市場には多くありません。
留学状況を絡めて見ても、日本に行く台湾人は日本語、文化、経済、商業を学ぶ方が多く、
アメリカを中心とした欧米に留学に行く台湾人は、技術を学びに行く方が多く見受けられます。
一概に多いとは言えませんが、留学トータル人数がそちらの方が多いので、結果的にその様な
偏りになってしまいます。
海外駐在員でも英語を話すことが出来ない方が多く、日系企業だから日本語が必要だと言う
方程式が出てきてしまいます。
日本において、義務教育を含め英語を勉強している期間は、少なくて3年、大学まで行ったとしたら
9年勉強しているわけです。よって、日本の英語教育方法を受験一辺倒のやり方ではなく、実社会に
出た後のことを想定して改良していけば、国際社会間の中での日本人の英語コンプレックスは、
かなり解消されることだと思います。
幼少の頃に学んだ語学は、必ずその人の記憶の引き出しに蓄積されます。7歳まで、限界は
おそらく9歳くらいまででしょう。
そう考えると幼稚園当たりに英語教育をはめ込んでいくのが適切な方法でしょうね。
台湾の幼稚園は、必ず英語の授業が幼稚園にカリキュラムとして埋め込まれています。
わたしのプロデュースした幼稚園でも英語の授業は毎日1時間カリキュラムに入れています。
しかも外人教師で。
そうなると子供達は、何言ってんだか分からなくても遊びの中からその言語を覚えてしまうんですね。
お遊戯も英語の歌を沢山取り入れていますが、ネイティブの音で勉強しているので、園児の発音も
ネイティブなんですよね。
英語の話せない先生から英語を学んでいる日本。なんとも矛盾してますよね。
台湾の日系企業が英語人材をもう少し活用できるようになってきたら、さらに業務の推移に
力を加えていくことが出来ると思いますが。