海外から見た日本 安部さんの辞任に思うこと
参議院選挙の歴史的大敗。これにより安部さんは失脚してしまった。あえて辞任とは書きたくないが。
発足当時70%以上の高支持率を引っさげ、華々しい新しい戦後生まれの首相が誕生し、その後、
内部の人材に足を引っ張られながらたった1年足らずでその幕を落とした。
指導力の欠如? カリスマ性の無さ? そうではないと思う。
安部さんが発足当初いつも言っていた<戦後レジームからの脱却>、この公約を果たさせない様に
裏から圧力を画け、それに暗躍し、国民のためと言いながら実は自分の私利私欲の為に奔走している
陰のボス達に蹴落とされた感じも否めない。
我々は裏の世界は見ることが出来ないが、企業の中でもそれぞれの思惑で動いている人達が大勢おり、
そんな企業政治の中でこの事実を照らし合わせてみると、おぼろげながらその事実も否定出来ないと
思う。
外交に関しては、<主張する外交>を公約に上げていた。
北朝鮮拉致に関する総理になる以前のかなり強気の安部さんからの態度からは創造できなかったが、
小泉さんと江沢民の間で、完全に冷え切った関係を改善。胡さんとの会談を成功させ、新たに安部さんの
首相としての立場を切り開いた。また、同じく冷え切っていた韓国との大統領会見も成功させる。
穏健派の方々からは評価されてしかるべきの行動を取ったと思う。
話し合いの土俵をしっかりと確立し、そこで公約の出張する外交を実践しようとしたのではないか。
また、実績として
教育基本法改正、国民投票法案、イラク特別措置法の改正を通した事は大きな実績だと思う。
特に、安部さんの一番の悲願であった憲法改正に関して法案を通した事は公約を実行させるために、
嘗ての首相達がやりたくても阻止され続けてきた事をやり遂げたわけで、大きな評価を与えても
問題ないと思う。
<美しい国づくり>の公約に関しては、 教育の改革、国際貢献、国際連携、その他諸々、賛否両論
は有るが、これも私の考えとずれてはいない。
しかしながら、マスコミからは、批判の声ばかりで、それに踊らされている国民も、少しのボロが
出てくると、鬼の首を取ったように総攻撃をかける。
問題を起こした議員達、それを選挙で選んだ人達は誰なんでしょうね。自分達ではないのでしょうか。
悪い所ばかりたたかず、評価できる所は評価する。
もう少し、国民も勉強する時期に入っていると思います。
苦労されたので、お疲れ様の一言をかけてもいいと思います。
次期首相、テロ特措法の再延長問題であるこの難問に、どう向かい合っていくのか。
福田さんか。また昔に戻らなければいいが。
石原さんにでもやってもらって、いっちょ、本当にぶち壊してもらいたい気もするが。