ついに4年に1度の総統選、決着の日が来る
昨日は(今日か?)朝の4時半までテレビを見ていた。今日の総統選の為の決起集会の模様。
まあ、凄い。野球場にうん万人と言う人を動員し、それぞれ同じ政党の支持者と言うことで
盛り上がりは、コンサート会場と全く一緒である。台湾の国民(政党ごと)が4年に1度
大集結する日である。仕事に対してもこれくらい熱く対応してもらえばこの国世界のNO1
になれる要素があるのだが、どうやら政治の世界と仕事の世界は別物らしい。
自分の予想としては、おそらく国民党の馬氏が勝つのではないかと予想している。
前回の立法院の選挙で国民党が勝利をしているので、もし民進党が勝ってしまうと政治の
空転が起き、今落ち込んでいる景気が更に輪をかけて失速してしまい、目を向けなければ
いけない国内経済問題、国際問題がないがしろにされてしまう危険性も含んでいるからだ。
この総統選挙と同時に一緒に行われている選挙が有る。台湾が国際連合に加盟するべきか
どうかを問う国民投票だ。個人的には、台湾は既に独立した立派な国家と思っているが、
国際情勢がそうはさせてくれない。これは今現在の段階では時期尚早かもしれない。
国内が一つにまとまる機会が来た段階でそう主張すればいいのではないかと思う。
今朝テレビで、李登輝の投票所での様子を映し出していたが、李氏は<ああ、投票用紙
忘れてしまった>と、実際時期尚早だとは言わずに事実を煙に巻いていた。総統選挙のみの
投票を行っていた。
李登輝氏無き今の台湾の政治、李登輝を超える李登輝以上の才能を持った政治家に本当に
登場していただきたい。
本日、4年に1度の歴史的瞬間をまた見ることが出来る。
今台湾時間4時近くだが、会社から見下ろす台北でのメインストリート南京東路が今日は
いやに静かに感じられる。
明日は、結果が出た後の暴動の様子を写したニュースが又てんこ盛りなんだろうなと予感
させる雰囲気です。