suzukiconsultant’s blog

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台湾発 実は台湾でラーメン屋の親父もしていたんですね(1)

きのう、台湾に来る前に以前の商社での仕事内容をちょっと紹介させてもらいましたが、

実は、人材派遣会社を始める前にラーメン屋も経営していたんですね。なんと。

商社を辞めて、3週間後に台湾に渡ってきました。

商社時代は台湾に来ても英語で全て仕事をしていたのですが、実際住んで見ると日本と同じで

街中では英語なんて通用しないんですよね。 中国語オンリー、逆に日本語のほうが通じる位。

郷に入れば郷に従え と有る様に、こりゃ中国語が話せないと会社立ち上げても失敗するなと

直感的に感じたので、すぐに大学の語学センターに入って、1日8時間くらい中国語を勉強

していました。

商社時代に貯めた資金は既に台湾に移動していたのですが、何もしていないと何しに来たか意味が

なくなってしまうので、人材派遣会社を起こす前に<ええい、いいや、子供の頃からの一つの夢

ラーメン屋の親父になっちまえ> と言うことで。ラーメン屋を開店してしまいました。

なんで?と思うでしょうが、やってしまったんですね。


内装をしている間、色々研究して(経験値ゼロの状態)見たものの、何かしっくり来ない。

やっぱ素人さんは限界がある、と言うことで、日本に2週間戻り、有名店のアルバイトに潜り込み

ひたすら自分のないものを盗む生活に。 大体分かったところで帰台。

早速自分でさらに研究。 納得できたので開店へ。 この間、店が出来上がって、看板も出してるのに

2ヶ月もオープンせず。

これが功を奏したのか、<あそこ日本人が開店するみたいだぜ>との噂が近くで広まっていたようで

オープン初日は、行列行列。

うひゃー、こりゃ成功だ!!! と密かにほくそ笑んでいたのですが、2週間を境に急に売り上げが

失速状態に。

あかん、日本人の考え方では、何か足りない。  早速来店されてる方にアンケートを。

答えは全て同じ、 <しょっぱい>  この一言。

文化、味の違いですね。 おい、社員たち、分かってるなら早く言えよ。

さっそく、味の再研究。 泣く泣く台湾式ラーメンに少し近づけて、徐々に塩気を少なく。

しかし、一度飛んでしまったお客さんはすぐには戻らず。

毎日が試行錯誤の日でした。


そんなところへ、台湾で史上最強のラーメンブームがやってくることに。

しかも日本人がやってると言うことで、台湾マスコミにすれば格好のネタ。

凄かったですよ、雑誌、新聞、テレビ、取材のラッシュ。  毎日。

しまいにゃ、ラーメンのコマーシャルの主役に抜擢されて、芸能界デビューまで。

おりゃ、おは、あよよ!!! てな生活に変わってしまいました。

日本からも赤坂ラーメンの佐藤さんと、ラーメン王の石神さんがやってくる始末。

石神氏曰く <このラーメン、日本で売ったら、絶対に売れませんね>

辛い、辛口コメント。 にやっと笑うしかなかったですね。

佐藤さん曰く  <今まで台湾で食べたラーメンでは一番おいしいですよ>

2杯も食べていってくれました。  ありがたしありがたし。


長くなってしまったので、続きはまた明日。


因みに、プリン★(ナース休憩中)http://blogs.yahoo.co.jp/new_news_info/MYBLOG/yblog.html  

は、うちの息子がプリン大好きなのでいつも参考にさせてもらってます。 台湾でも色々なプリン

ありますよ。今度紹介しますね。