台湾の男性、女性 2)
続きです。
2)面子に関して
これは、日本以外のアジア圏では、頻繁に出てくる言葉です。日本が最も気にしてない国では
ないでしょうか。
会話の中で、節々に<面子>と言う言葉が出てきます。 自分の顔を立てることですね。
例えば男性など、ここぞと言うときにはお金が有ろうが無かろうが、全て一人で支払うなんて事は
日常茶飯事です。友達が来たら、大盤振る舞い。 食事も食べきれないほどたくさん注文。
面子は、表裏一体の表現方法ですね。おそらく面子のために借金してる人沢山いるでしょうね。
事故など起きたら、まず、謝りません。何故なら、謝ったら全ての責任は自分が認めた事に
なってしまうからです。
この間、恐ろしい光景を見ました。トラックと乗用車が交差点の真ん中で接触してました。
大声で罵り合ってます。途中、職人風のオヤジが車の中に戻ったと思ったら、斧のような物を
取り出してきて、威嚇するようにののしっていました。
WWWWWWW~~、ちょっと怖かった。
この国では、小さいことでも大きいことでも悪いことが起きた場合、原因は自分ではなく他人の
せいだと言う事が多々有ります。自分の非は認めません。特に男性ではその傾向が顕著です。
事故など、昔、保険なんて概念が薄かった頃、自分で非を認めてしまったら、それは後後
大変だったからでしょうね。今は随分と保険に対する概念は浸透していますけど。
しかし、交通ルール無視する人が多すぎて事故も多すぎるんですけどね。
自分の都合(面子)のみで、相手に迷惑をかける行為は絶対にやめて欲しいことです。
ルール無視することはかっこいいことではありません。だらしないことです。
最近警察の取り締まりもかなり強化されているので、事故減って欲しいです。
悲しむのはあなた以外の人なのですから。
よって、この国に住んでみて日本の常識に照らし合わせたら<なんで>と言う事が続発します。
私も最初は頭から毎日2メートル位火が吹き出ていましたが、もうずいぶんなれました。
所詮この国に住んでいる私は外人なんですよね。うまくいかせる為には日本人の常識を飲み込ま
なければいけないことも多々ありました。
日本の常識は海外では通用しません。
アジア圏の人とうまくやるには、この面子と言う言葉の意味をよく理解した方がいいでしょう。
文化風習をよく理解してその国の人々と接すれば、大きな問題は起きません。